子ども同士の喧嘩にやっぱり親は介入すべきじゃないよな、と思った話

小学生

長男が小学3年生だった夏休みのこと、ちとセンセーショナルな事件が起こりました。

『息子、上級生にお腹を蹴られ頭を踏みつけられる』

その状況を想像しただけで、とんでもない大事件です。

蹴られるだけなら男子界隈では避けられない事案だけれど、頭を踏みつけられるっていうのは聞き捨てならない。

スポンサーリンク

なぜ母は気づいたのか

その日も長男は町内に住む男子たちとあそんでいました。

子どもの数が少ないため、学年という枠こえてあそぶのはいつものことです。

その日息子は、家をでてから1時間ほどして帰宅しました。笑顔で「ただいま」というけれど、いつもよりはやい帰りが不思議だなと息子をみました。

やっぱり様子が変だ。「どうしたの。もう帰ってきたの?」と聞くと、息子は「うん」とだけこたえて、静かに遊びはじめました。

なにこれ、絶対なにかあったよね

聞いちゃいけない、という葛藤

詳細しりたい、なんでもどんな情報でも欲しい。

そんなことを思うけれど、男子の母として8年「男の子には根掘り葉掘り聞いてはいけない」ということは心得ています。

でも聞きたい。気になる・・・

うぅ・・・我慢できない・・・

「なんかあったんでしょ。ケンカ?」とつとめて軽く、特に気にしちゃいないけどという風を装って聞いてみたけど、息子は少し沈黙して「言いたくない」と。

うわぁ・・・ひたすら気になる。

息子が「言いたくない」と自分の意思を表明したのだからもう聞いちゃいかんのです。そんなことわかってます。

わかってるけど・・・わかってるけど・・・私はダメな親だ。

そのとき何が起こったか

「何があったか教えて」とせまる母。やっちゃいけないやつですね、はい。

息子はこらえていたのに、とうとう泣き出してしまって、それから堰をきったように話しだしました。

4年生2人と息子で、なにか動画をみようということになり「なにみる?」と聞かれたので、ふざけて「うんこ」というと、2人に押さえつけられ無理やりみせられそうになった。解放してくれたが、悔しくて文句をいうとAくんが殴ってきたので叩き返した。今度はお腹を蹴られて、痛くてうずくまると頭を踏みつけられた。

という内容でした。

何かのドラマでみたような映像が浮かんできたので、あまりにも強烈すぎるとそれをかき消しました。

きっとこの想像は事実の域を超えてしまっているでしょうから。

ここは平常心だ、平常心・・・とにかく私自身の気持ちを高揚させてはいけない

もちろん「子どものケンカには親は出ない」

愛読書である『お父さんの日記(河相我聞著)』には、息子さんが暴力を振るわれたときのエピソードがあります。

わたしくしが中学生のときは、先輩に呼び出されフルフェイスのヘルメットをかぶらされ鉄パイプでガンガン殴られてヘルメットの強度を確かめる遊びをされたり、

という河相我聞さんでも、息子さんのそれには

今から一緒に、これから一緒に殴りに行きたい気分だが……

となる。「いざ息子のこととなると考えてしまう」ほんとこれ。

だけどもちろん河相我聞さんも『YAH YAH YAH』を口ずさむだけで、実際そうはしないし、私もそうしない。

「子どものケンカに親がでない」っていうのもそうだし、一方から話を聞くだけでは真実はわからないのだから。

お父さんの日記

お父さんの日記

かあい がもん
1,490円(10/18 23:26時点)
発売日: 2017/08/28
Amazonの情報を掲載しています

かつての「男の子」夫の出番

痛かった、すごく痛かったと泣く息子の横に座って、体を抱き寄せてよしよしと頭をなでました。こわかったね、かわいそうに。

夜、息子が寝たあとで夫とも話をしました。

「Aくんはやりすぎだとは思うけど、まだ1回のことだから。何度もあるようならそのとき考えよう」と夫。

冷静に話をきく夫に「元男の子がいると安心だなぁ」などと思っていました。

そして、息子にもやり返すっていう気概があったのはよかったこと、もしかしたら本人が気づいていないだけで空気読めない部分があるのなら心配だね、という話をしました。

いずれにせよ、様子見です。

どう着地したのか、息子の行動に仰天

翌朝も心配をひきずる私でしたが、いつも通りラジオ体操に出ていく息子に「普通に行くんだなぁ」と内心驚いていました。「顔を合わせたくない」とかないのか。

戻ってきた息子はニコニコ笑って、真っ先に私の元にきました。

そして嬉しそうに「お母さん、Aくんにあやまったよ」というのです。謝る?なんで?謝るのは向こうでしょ?

不思議がる私に、息子はなんてことないように言いました。

うーん、わからない。謝りたかったから!(ビッグスマイル)

なんやの、その理由。謝りたかったから謝っただけ。

なんだろうなぁ、この子は。弱いところもあるんだけど、なんか強いなぁ。それで母よりずっと人間できてる。

 Aくんはなんて言ってた?

「うん」って言ってたよ。

「うん」じゃねーわぁぁぁ!!(←母、全然人間できてない)

なにそれ、そこはAくんも「ごめん」でしょ!と愚痴る私に「いいんだって、もう。」と息子はニコニコしてました。

子どもは子どもの世界で成長してる

彼らの中でこの話は終わったようで、それからはもう普通だったし、なんならAくんも普通に遊びにきて、大人気ない母だけがモヤモヤしてましたが(苦笑)

大人(私)面倒くさいね。

今回の件は息子からみた真実しか語られていないので、本当のきっかけがなんだったのかはわからないままです。

だけど、なんかそれで解決してるしなぁ。男の子はこういうことを繰り返して成長していくんだなぁとしみじみ思ったりします。

とにかく子どもの変化を見逃さない。親ができることはそれぐらいかも。

コメント