うちは子どもが生まれてから夫婦の寝室を分けました。
夫はいびきが非常にうるさいので、子どもが生まれる前まで私はずっと耳栓をして寝てたんですが、乳飲み子をかかえて「耳栓」はない。
というわけで、夫(2階主寝室)と私&赤子(1階和室)と別々に寝るようになって、それがあまりにも快適なので今に至ります。
そんな話をしていると子育ての先輩に「えぇ!パパだけ別の部屋で寝るなんて子どもがかわいそうよ!」とご指摘を受けてしまいました。
子どもがかわいそうな理由
彼女によると「家族は同じ部屋で川の字になって寝るのが最良」らしいのです。そういった団欒がない子どもたちはかわいそうなのだと。
「かわいそう」というのはちょっと感情的すぎる気はするけれど、確かに家族みんな同じ部屋で寝るほうがいいように思います。なんとなく。
それに、お父さんだけ除け者にされているような、そんな印象もあるのかもしれませんね。
だけど、いびきの辛さもわかってほしい。
もはや子どもたちは、夜中に「おっぱいくれー」と泣くような年齢ではないから、耳栓復活も可能といえば可能。
だけど耳栓して寝るのって、結構つらいから。毎朝、耳の穴痛いから。憎しみつのるから。
たまに旅行で同じ部屋に寝ざるをえないときは、やっぱり夜中に目がさめる。夫よりあとに寝るのは厳しいし、かといって先に寝ても目がさめる。
つらい。
要は、いろんな事情があるんだから、安易に「子どもかわいそう」とか言ってほしくないですよね。
寝室を分けるメリット
子どもがかわいそうかどうかはさておき、寝室をわけること自体はいいことのほうが多いように感じてます。
妻側のメリット
特に子どもが小さいうちは、妻側のメリットは非常に大きかったですね。
子どもが夜中に泣くと母は寝ていたい気持ちを奮い立たせて起きあがります。そして、抱っこ・寝かしつけ。なかなか寝ない子に奮闘し、ようやく寝たと思ったらまた起きる。
そんな死闘を毎晩繰り広げるわけですが、夫って起きないよねー。(起きる夫さんたちすみません。一般論です)
子育てに無責任とかじゃなく、なんだろうか、あれは本能とでもいうのだろうか。
まったく聞こえていない。起きない。なのにさりげなく布団をかぶり直すとか、あれ?今起きたんじゃないの?無意識なの?(多分、無意識)
ベビさん何しても泣きわめくし、どれだけうるさくても旦那は起きないし、なんか大変だった…やっと寝てくれたよ…泣き疲れたのかな
— らいこ (@r_y_c_o) 2016年1月27日
こんなに泣いてるのに知らん顔で寝てる旦那に毎回イライラする
— とも15* (@tomomo15) 2015年12月7日
赤子が泣くのは許せる。辛いけど、眠いけど、しんどいけど、赤子だからゆるせる。
だけどそんな奮い立たせた自分の心と体を、夫へのイライラで阻害されてたくないのよ。母のイライラは子どもにも伝わるんだから。
となれば、その原因が目に入らなければいいんです。それがお互いの平和です。
夫側のメリット
それはやっぱり「ゆっくり眠れる」ってことに尽きるんじゃないですかね。
夜中の子どもの泣き声、うっすら聞こえてるでしょ。でも、起きたとしても自分は何もできないし、手を出そうもんなら余計に泣かせちゃうし。
そんなら寝てよーとか思ったら、妻の機嫌が悪くなってるのを感じるし。「大丈夫かぁ・・・」って言って寝落ちる、一応、起きたぞアピールも逆効果なんですね。
まぁ正直言って、子どもの夜泣きに夫が起きてもあまり役に立たないケースは多いですよね。小さな子どもは無条件で母親で落ち着くものですから。
でも翌朝、妻が「昨日何回も起きて大変だった」と愚痴ったなら「大変だったね、ありがとう」と言ってあげてください。眠りが妨げられるって結構つらい。
寝室を分けるデメリット
デメリットはいまのところ感じていないですね。夫はもしかしてさみしいかもしれないと思ったけれど、どうやらそうでもないらしいし。
けれど、寝室を分ける悪影響としてこんな記事がありました。

記事によると「夫婦だけでゆっくり話せるのは寝室だけ。別室にすることで、会話する時間が確保できず夫婦の会話がなくなる」とか書かれてますが。そんなバカな。
そもそも夫婦の寝る時間は同じなんだろうか。うちはまったく違うけど。
また「幸福感を得るには就寝前のピロートークが大事」とか。ピ、ピロートークて…
正直、会話なんてどこでもできるし、子どもに聞かれたくない会話もなんかそれなりにタイミングってあるもんです。リビングトークでも幸福感ありますよ。
子どもはたまにお父さんと寝たがる
いつの頃からか、週末になると交代でお父さんと寝るようになった息子たち。それが彼らにとって特別な夜なのでウキウキしています。
これはこれで素敵な思い出ではないかなぁ。
「夫婦別室でもかまわないけど、お父さんと子どもが一緒に寝る日も設ける」というのが、我が家スタイルになりました。今のところ。
でもいつか息子たちは私とも寝なくなるんだろうなぁ、そう思うとさみしいし、その日はそれほど遠くないです。
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