
盲腸の手術って簡単だっていうけど… やっぱり緊張したよ。
早朝から腹部の激痛と格闘し、その日の夕方には入院・手術という、まさに怒涛の1日でした。
出産とは違い、準備もなにもない状態からの入院。
初めての経験だったので、ざっくりと振り返ってみたいと思います。
- 入院準備は何が必要?
- 手術までの流れ
- 手術時間について
子持ち母の目線を交えた体験談をお話しします。
入院で懸念された3つのこと
入院が決まり、気がかりだったのは以下の3つでした。
- 子どもたちのこと
- 仕事のこと
- 家のこと
これは誰しもそうですよね。
子どもたちをどうするか?
当時、長男は小学4年生、次男は小学1年生でした。
幸い、発症が木曜日だったので、週末まで2日間。夕飯と下校後の受け入れを
お義母さんは、めっちゃくちゃ近くに住んでます。徒歩30秒ぐらい。
事情を話すと、私の体を気遣いながら快く引き受けてくれました。

過去にはいろいろありましたが、いくつもの出来事を共有して、今となっては非常に良い関係です。
平日の朝食、お風呂や就寝、週末のすべては夫です。
仕事のこと
私は基本的に在宅ワーカーですが、週に1日だけ外で働いています。
アラフォーの私が盲腸になったと聞いて、電話口で驚かれる。

子どもさんじゃなくて、ももまるさんが??
ちょっと恥ずかしい…
家のこと
うちの夫は、料理はまったくやりませんが、掃除・洗濯・子どもの世話などは普段からします。
食事は、コンビニや外食を駆使することにはなるでしょうが、数日ぐらいは問題ないだろうと思っていました。
夫が何もできない(しない)となると、かなり焦りますね。

ちなみに夫氏、結婚当時はバリバリの亭主関白で、家事の協力を依頼しようものならブチ切れてました。人は変わる。
入院準備のこと
私はそのまま病院に残ることになったので、夫が入院準備をとりに家に帰ります。
病院の入院手引きに持参品リストがありました。
- 洗面用具(歯ブラシ、うがいコップ、洗顔)
- 湯飲み
- お箸、スプーン
- パジャマ
- 下着類
- スリッパ
- タオル
- バスタオル
- ティッシュペーパー
よくあるリストですね。
それに、私の要望を付け加えて夫にお願いしました。
- コンタクトケア用品
- スマホ充電器
- イヤホン
- 筆記用具(ノート、筆箱)
- 本
こんなもんだったかな。そして、ここでも気づきが。
断捨離と片付けを意識していたおかげで、夫に「どこになにがあるか」を的確に伝えることができたのです。
家を整えることがこのような効果を発揮するとは思わぬ発見です。

モノにあふれた生活をおくっていた以前の私ならできなかった
虫垂炎の手術の内容と経過
朝から私に付き添っていた夫は、どうしてもやらなきゃいけないことがあるということで、一旦会社にいきました。

なんかすいません…
手術に向けた検査を行う
私はというと、
- 点滴につながれる
- 手術に向けて各種検査をおこなう(血液検査など)
- 院内は車椅子にのって移動する
なんだかもう一気に病人度合いが増してしまい、手術に向けて憂鬱な気持ちが高まりました。
手術の説明と同意書
夫が戻ってくると、今度は医師との三者面談で手術の説明がはじまります。
今回は初期の虫垂炎で、炎症具合もさほどひどくないということで腹腔鏡手術による手術になりました。
おへそに1cm程度の穴をあけ、そこから内視鏡や手術器具などを入れて、虫垂を切除する
開腹手術の場合は5〜10cmほど切らなければいけないようなので、それに比べるとはるかに体への負担は軽いです。
しかし、どんな手術でもそうですが、当然ながらリスクの話もありました。

たかが盲腸といえども、緊張が高まる。
いよいよ手術室へ向かう
そうこうしている間に、学校が終わる時間になったので、夫は家にもどります。
そして、子どもたちをつれて再びやってくる夫氏。本日、病院と家を2往復してます。

なんかほんとすみません。
やはり戸惑っていた子どもたちでしたが、そこは順応性が高く、病室が一気に騒がしくなって「ちょっと!静かにしなさい!」といつも通りの流れに。
午後6時。いよいよ私が手術室に向けて移動をはじめます。
すると、次男が「お母さん、死なないで〜〜」と泣き出しました。長男も、不安に笑顔をはりつけたようななんとも言えない表情。
ふたりの様子に、私もあやうく泣きそうになりました。(耐えろ、かーちゃん)

盲腸で大げさな…でも不安よね、手術。
手術は無事に終了
さてさて、かくして手術はとどこおりなく行われました。
手術室で眠りから起こされ「終わりましたよ」との声を聞きながら、病室に戻りました。
子どもたちは迎えに来てくれた義母とすでに帰っていて、夫だけが残っていました。

今日1日、ほんとすまんかったね。ありがとう。
束の間の会話ももどかしく「とにかく子どもたちを頼む!」とさっさと帰ってもらいました。
大変な1日だった… しかし大変な1日はまだ続くのです…(つづく)
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