出産直後に義母から言われた「ありがとう」や「家意識」がすごく嫌だった

「ありがとう」って言葉がこんなに不快に響くことがあるなんて。

初めての出産は想像を絶するほど辛くてその夜はあまり眠れなかった。そうして迎えた翌日、見舞いに来てくれた義母は私にこう労いの言葉をかけてくれた。

「ありがとう」

んん??ありがとうなの?そこ、ありがとう?ね、このシーンでのお義母さんからの「ありがとう」って胸がざわざわするんですけど。

産後ナーバスに降りかかる

初めての出産のあとは、すっごくナーバスになってたんですね。辛かったもの、痛くて痛くて痛くて痛くて痛くて痛くて痛くて痛くていた・・・エンドレス。

死ぬかと思った。いや、こんな状態が続くならひと思いに殺ってくれって思った。子どものことは頼みます・・・ガクッ・・・って感じで逝きたいとさえ。

不謹慎、はい、仰る通りです。だけど私にとっては、本気でそれを願ったぐらいの痛みでした。(だから次男のときは、迷わず無痛分娩を選択したわけです)

次男の出産は、無痛分娩を選択しました。 麻酔をかけて痛みを和らげながら出産するのです。とはいえ、意識もしっかりあるし、生まれた感覚もわかります...

フラッシュバックのように出産時のことが蘇って涙が溢れる、そんなときに降りかかった義母からの「ありがとう」でした。

ありがとうの意味

ありがとうの意味はなんだったのか。

もともと「〇〇家」とか言っちゃうお義母さんだったから、「阿智家の子を産んでくれてありがとう」あるいは「私の孫を産んでくれてありがとう」ってことだと脳内変換しました。

なんでありがとう。「あなたのために産んだのではない」という想い。ぶっちゃけて言うと「礼を言われる筋合いはない」っていう嫌悪感。

かつて「産む機械」発言をして問題になった大臣がいたけれど、そんな感覚でした。私は、産む機械か!って。

でもね、驚くことに、出産後の義母からのありがとうを「嬉しい」と感じる人も多数いるようで、私ってかなり捻くれてるなーってのもちょっと分かったのです。

それまでの関係性

例えば、私が義母に「夫を産んでくれてありがとうございます」って言ったらどうだろう。うーん、どうだろうなー。義母はあまり深く考えたりしない気もするなぁ。

じゃぁ将来、私が嫁に言われたらどうだろう。嬉しいか、それとも「あなたのために産んだのではない」ってやっぱりそこでも不快に思うのかしら。

全然、想像できないですね。

だけど「それまでの関係性」ってのは大きく影響してくるだろうなぁって思います。

義母と私の関係は、当時も決して悪くなかったし今も悪くないです。だけど、妊娠や出産に関してはひっかかることがいっぱいありました。

義母の「家」という意識に抵抗を感じてたんですね。

家という意識

そもそも孫催促から嫌だった。夫には言わないで私にだけ孫催促。妊娠を伝えたとき義父は私に「(不妊治療で)病院行けって言おうと思ってた」と。なぜ私だけ?

妊娠後期で逆子になったときは「帝王切開」に関して私以上に嫌がっていて、治ったことが夫から伝えられると、里帰りしていた私の元にわざわざ電話があって「ありがとう、ありがとう」と何度も言われたし。

なんでここで「ありがとう」なのさってこの時もモヤモヤ思いました。

 

里帰り出産で実家に帰った日、義母は私の母に電話をかけてきて「(私を)よろしくお願いします」って言ってた。「娘だろうけど、もううちの人間だから」って。

いつもそういう「家」っていう感覚を露骨に出されて、すごく嫌だったんですよね。

確かに「ありがとう」は感謝の意を伝えるとても素敵な言葉だと思います。義母にしたら最上級の労いの言葉だったのかもしれません。

でも、あの頃は「この子は夫と私の子どもだ」って思いがすごく強かった。

私たちだけの子どもではない

でも子どもが成長していくにつれ、子どもっていうのは親だけの力で生きているのではないんだなってすごく感じました。

保育園の先生や地域の人たち、そしてなんといってもおじいちゃん・おばあちゃんは子どもたちに愛を注ぎ、その成長を見守ってくれています。

子どもは夫と私の子どもであって、義父母や私の両親の孫である。

そんな当たり前のことに気づかされます。

今、義母に「いい子に育ててくれてありがとう」って言われたら「あなたのために育ててるんじゃないわ!」とはならなくて、素直に嬉しいと思うかも。

時間の流れの中で、私はゆるゆると「家」に入ってきてるんだろうなぁ。急速に、露骨に「家」を明示されると抵抗を感じてしまうのよね、やっぱり。

もっと時間が過ぎたら、いつか義母の「ありがとう」の意味を理解できるんだろうか。ま、それでも息子のお嫁さんの出産直後にそれは言わないけどね。

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