映画【湯を沸かすほどの熱い愛】本当に素晴らしい。母の愛に涙、自分の生きる意味を考える


(引用:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』オフィシャルサイト

『湯を沸かすほどの熱い愛』この映画、みにいって良かった。本当に素晴らしい。

主人公は余命2ヶ月を宣告された母で、最期の時間を家族と自分自身のために生きるっていう、それだけ聞くとどこかにありそうなテーマなのだけど、闘病とか別れとかそういった類の『泣ける映画』ではないのです。

終盤にむけて、家族がかかえていた秘密が明らかになっていくとき、母の強い愛に涙腺崩壊しました。

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あらすじ(ネタバレなし)

1年前に夫(オダギリジョー)が突然の失踪。家業である銭湯を休業せざるをえなくなり、パートをしながら一人娘・あすみ(杉咲花)との生活をおくっていた双葉(宮沢りえ)。

ある日パート先で倒れた双葉は、余命2ヶ月と宣告されてしまう。

人気のない銭湯の浴室にうずくまり泣き崩れる双葉。そこへなにも知らないあすみからのいつも通りの電話で、双葉は「どうしてもやらなきゃいけないことがある」と気づく。

  • 家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
  • 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
  • 娘をある人に会わせる

探偵(駿河太郎)を雇い探し出した夫は、9歳の連れ子とともに戻ってきた。4人での生活がはじまり、銭湯も再開する。

その頃、双葉はあすみが学校で壮絶なイジメにあっていることを知る。

俳優陣の演技が素晴らしすぎる

「妻は余命2ヶ月、失踪した夫は連れ子をつれて戻ってきて、娘は陰湿なイジメを受けている」

昼ドラかよ!いや、韓流かよ!ってぐらいの盛り込みようです。ネタバレになっちゃうし言えないけれど、その他にもモリモリ盛り込まれてます。

なのに昼ドラのようにチープさを感じないのが本当に不思議。

なんかほんと、どこかにこんな家族がいそうって思ってしまうんですよね。あり得ない設定の中で静かに、粛々と織りなす日々がとても美しくて切なくて温かいのです。


(引用:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』オフィシャルサイト

もうね、俳優陣の演技力が素晴らしすぎるんですよ。

宮沢りえさんとオダギリジョーさんは言うまでもないって感じですね。力の抜けかたが本当に素晴らしい。杉咲花ちゃんの空気感も素敵。

家族以外では松坂桃李くんも良かったけど、なんといっても駿河太郎さんが最高だった。

この人たちが好きだ。

主人公・幸野双葉の生き様が素晴らしすぎる

とにかく主人公である双葉の人間としての魅力に引き込まれます。

彼女とかかわった人たちはこれまで隠してきた心の傷を見透かされ、そして温かな優しさと深い愛をその冷たい部分に一気に注がれ、心が癒されていきます。

でも双葉にそんなつもりはなくて、ただ思うままに接しているだけ。癒してあげようとか助けてあげようとかそんな気負いはなく、ただ普通にするだけで周りに与えているんです。

「あの人のためならなんでもしてあげたい。その何倍もしてもらってるって思えるから」

双葉を見葬る(みおくる)ときの滝本(駿河太郎)のセリフ。これに集約されてます。

「何倍もしてもらってる」じゃなくて「何倍もしてもらってるって思える」っていうのが双葉のすごいところ。

まとめ

どこを切り取っていいのかわからないほど、すべてがつながっていて素晴らしいひとつの作品となっています。

そして双葉という存在と、宮沢りえさんの演技力にただただ脱帽です。

治療を進める夫に向かって双葉がいった言葉。

私にはどうしてもやらなきゃいけないことがまだある。少しの延命のために自分の生きる意味を失いたくない。

自分の生きる意味。この映画をみて、自分の生き方を考えてしまいました。

こんな人になりたい

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